環境マネジメントシステム(EMS)を導入し、企業価値の向上を目指します
大徳機工の取り組み
地球環境問題を経営の重要課題の一つと位置付け、組織の事業活動における環境へのリスクや機会といった影響を明確化し、管理することで環境マネジメントシステム(EMS:Environmental Management System)を構築しています。
環境マネジメントシステムでは、PDCAサイクルを回し、意図した成果をあげることが求められます。
計画 (Plan) | 利害関係者 の要望・期待を把握したうえで、環境方針 や環境目的・目標を定め、実施計画を立てます。どのように対策を行っていくのかを具体的にします。 |
運用 (Do) | 運用と管理を行い、計画した改善するための対策を実施します。これにより、省エネ、廃棄物削減、環境優良商品の普及などの意図した成果を生み出します。 |
評価(Check) | パフォーマンス評価 (Check)を行います。具体的には、マネジメントレビューや内部環境監査、外部更新監査を実施して、運用した環境パフォーマンス における結果を分析しています。 |
改善(Action) | パフォーマンス評価を行い、改善(Action)として内部および外部の問題を洗い出し、改善策を立てます。 このようにPDCAサイクルを実施していくことで、継続的な改善に取り組んでいます。 |
環境とは
ISO14001における「環境」とは、森林や空気、水などの“自然環境”のことも指しますが、他にも企業と関係を持つ取引先や政府自治体、従業員や顧客など企業を取り巻く環境すべてのモノゴトを指します。
ISO14001では企業の行動で周囲にどのような影響を与えているのかを分析することが求められています。
▶︎ ISO14001が普及している背景
近年、環境保全に対する社会の意識は高まり続けています。
EUでは、製品に含まれる有害物質を制限するRoHS指令や化学物質の取り扱いを定めたREACH規制などの法令/制度が設けられています。
それらに対応するために取引のある製造業にも認証取得を求めるグリーン調達を行うようになり、ISO14001認証は普及していきました。
▶︎ ISO14001認証を取得する理由
ISO14001認証を取得する理由は大きく3つに分けられます。
1. 取引に活かせる
「取引先からの取得要求」といった取引や売上に繋げるために取得しましたが、法令順守のため、信用・信頼を高めるためという目的に変わってきました。
2. 対外的アピール
国際基準レベルでの環境への取り組みを行っている第三者機関の証明があるため、取引先やお客さまからの信頼を得られるなどマーケティング的な側面にも効果的である。環境保全への取り組みを対外的にアピールするためCSR活動(企業の社会的責任)の一環としても取り組めるため、企業価値の向上にも繋がります。
3. 社内改善
全社的な取り組みとして社内統制や業務の標準化、効率化を目的にすることができ、EMSを構築する際に、社内の仕組みやルールを明確にすることで業務を整理できます。また環境に関する法令を把握する必要もあり、全社的に取り組む中で従業員の環境に対する意識の向上にも繋がり、行動指針に5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)を挙げることで社内環境の改善にも役立っています。